ブルー・オーシャン戦略


未来への投資

ここ数年、ビジネスの世界で「ブルーオーシャン」、「レッドオーシャン」という言葉をよく聞くようになりました。

「この市場はレッドオーシャンだから厳しい」

「この市場はまだブルーオーシャンだから勝てるぞ」

こんな使われ方で、若干意味を勘違いされているケースもよく見受けます。

「ブルーオーシャン戦略」とは、競争が激しい市場と激しくない市場があったとして、競争の少ない市場を選んでビジネスに参入するという意味ではなく、競争の激しい市場(レッド・オーシャン)の価値にパラダイム転換を起こして、価値観の異なる新しい市場を創造するということです。

従来マーケティングのバイブル的存在であったマイケル・ポーターの競争戦略が、競争の激しい市場でいかに勝つか(差別化、価格戦略)を説いたものであるのに対し、「ブルーオーシャン戦略」は競争から抜け出すための価値を創造し、そこで成功を収めるための考え方です。

代表的な成功例が任天堂の「Wii」です。競争が極めて激しいゲーム機市場において、当時一般的に考えられていたゲーム機の価値(高性能、人気ソフトの存在、価格)を一変させ、ゲームをやらない人々をターゲットに新しい市場を創造しました。

最近では、海外で大成功している靴のネット販売「ZAPPOS」がブルーオーシャンの勝者だと言えます。靴の販売なんて成熟した競争も激しい市場で、「ZAPPOS」は”ネットで靴を買う楽しさ”という全く新しい価値を創造しました。

間違ってはいけないのが、「ブルーオーシャン戦略」はレッドオーシャン市場の競争に比べて楽だとか、儲かる、成功しやすいということではありません。既に存在する市場で競争するほうが楽なことはたくさんあります。競争相手が増えるほど市場がエキサイトすることも事実です。

「ブルーオーシャン」を選ぶか「レッドオーシャン」で勝負するか。それは選択の問題だと言えます。

ただし1点いえるのは、昔に比べて現在は顧客の価値観は多様化し、激しく変化します。
新しい価値を生み出すチャンスは広がっています。資本や組織力ではなく知恵が最大の武器です。

挑戦する価値はあるんではないでしょうか。

ブルーオーシャン戦略(Wikipedia)