複利の恐怖


未来への投資

天才物理学者アインシュタイン博士が、人類最大の発明は何か?と聞かれたとき、博士は「それは複利だ」と答えたという。

複利とは、簡単にいうと利子が利子を呼ぶこと。
元本(もとのお金)を預けたり借りたりすると「利子」がつくが、その利子が元本に加わって、どんどん金額が増えていく状態になります。

有名な話がニューヨークのマンハッタン島にまつわる話。
マンハッタン島は17世紀、わずか24ドルでアメリカ原住民(インディアン)から白人に売られたそうです。
もし、この24ドルを年率6パーセントの利子で貯金し続けると、なんと現在のマンハッタン島すべてを買い戻せる金額になるといいます。

当時は何もなかった島と、現在の高層ビルが立ち並ぶマンハッタン島。
24ドルというお金が複利の力で天文学的な金額に化けることが実感できませんか?

未来への投資

もっと身近な話をしましょう。
複利はお金を借りる場合にも、マンハッタン島の例とまったく同じ威力があります。

たとえばあなたが急なお金に困って、知り合いに借金を申し込んだとします。

「ひと月5%の複利で1万円貸してあげよう。返すのはいつでもいいよ!」

と知り合いは条件を出します。

1万円借りてひと月5%の利子ということは月に500円。「全然たいしたこと無いじゃん」とあなたは安易に1万円を借り、そのままずっと返すのを忘れてしまいます。

さて、あなたの借金は一体どれくらいになるでしょう?

・10年後に返済を請求された場合:あなたの借金は約350万円
・20年後に返済を請求された場合:あなたの借金は約12億円
・30年後に返済を請求された場合:あなたの借金は約4200億円

というわけで、くれぐれも複利を甘く見ないように。